なんもく健康長寿組合

自営自足プランニング株式会社とは

自営自足とは、自力で稼ぐ力を持ちつつ(自営)、一方で、貨幣にばかり依存しないで生活(自給農をベースにした自足)する流儀を指しています。自給自足をもじっているわけですが、自給自足だと閉じられている感じもしますし、貨幣経済の中にいる以上、自給自足だけでは難しい。何かしら稼ぐ必要がどうしてもでてきます。

当社のある群馬県南牧村(なんもくむら)は高齢化率日本一で限界集落です。田舎の中の田舎といってもいいところです。ここを拠点に自営自足のライフスタイルの実践とともに、自給農および自営自足のサポートをしています。これは当社が下記の2つの問題を打破したいと思っているからです。

  1. 食料の不安定な供給体制に家庭が右往左往せざるを得ない状況が問題
  2. 南牧村が消滅するかもしれないという問題

たとえば1に対する、家庭や個人でもできそうな解決策としては、信頼できる誰かに継続的に供給してもらう。とか、自ら作物を栽培する。ということになりましょう。それをサポートするということになります。

自営部

田舎において自営で稼げれば鬼に金棒です。自営として農業しか選択肢がないというわけでもありません。「仕事を移す」「仕事を創る」「仕事を引き継ぐ」という視点で見れば展望も開けます。テレワークのように今まで培ってきたものを活かして「仕事を移す」、すでにうまくいっている自営業の「仕事を引き継ぐ」という方法もあります。

当社(の代表)は、コロナ禍以前においてテレワークで「仕事を移す」ことを実際に4年間した後、「仕事を創る」として、現在、ようき農園の事業化に取り組んでいます。

自給農園としての「ようき農園」

自給農園を拡張させたところの事業が「ようき農園」です。自給農の延長線上にあるので多品目栽培です。穀物、野菜だけでなく、山菜、果樹、花卉、そして養鶏もカバーします。お客さんと直接つながる方法を中心に据えて販売もしますが、これは「自給農園のおすそわけ」という位置づけになります。今後、ようき農園から派生する事業として自給農家民宿や自給農園付き古民家宿などを手掛けることになります。

販売などは一般の人が対象になることも多いですが、自給農や自給自足、田舎暮らしに関心がある人への支援もしていきます。体験自給農園、苗販売、自給農園ワークショップなどです。

ちなみに、「ようき」は、気を養い(養気)、気を陽(陽気)にして、日常を送りたいものだという意味合いを込めて名付けました。ようき農園を詳しく

ようき農園を軌道に乗せたのち、南牧村の資源を活かしたビジネス(農分野以外)にも取り組み始めます。自営自足の推進と充実です。と同時に、自営自足志向の人の支援にも入っていきます。この場合の自給農は(ほかで稼ぐのに時間もとられるので)いかに時間をかけないで作物を育てるかという効率化も求めれます。そして当社の事例も踏まえて自営のやり方、つくり方も支援することにします。南牧村の資源を活かしたビジネスというのは、事業を引き継ぐというのもありますが、特に下記のようなものを考えています。

なんもく健康長寿組合

南牧村は高齢化率日本一で限界集落です。高齢化率日本一というと暗くなりがちですが、実際は元気な高齢者が多い。70歳ぐらいなら若手で現役バリバリに働いている人も多数です。

もしも、日本一健康長寿の村という位置づけに変えることができればどうでしょうか。

がぜん周りの人も興味が出てきて、その秘訣を探りたくなるでしょう。かつての、山梨県の棡原村(ゆずりはらむら)がそうであったように。こんな食材を食べて元気になっているのか、私も食べとこうか、みたいに。ビジネス展開でもイメージできます。

自営自足は健康長寿への道でもあります。食べ物に気をつけ、体を動かし、稼いで元気です。自営には定年もありません。

ということで、なんもく健康長寿組合は「高齢化率日本一の村から健康長寿日本一の村へ」をスローガンに、「医食農同源部門」「手仕事部門」「レクリエーション部門」により健康長寿の場づくりを担います。なんもく健康長寿組合を詳しく

最後の総仕上げが、「南牧村が消滅するかもしれないという問題」に対する一つの解決策の実行です。村内で自営自足をする人を増やしていって南牧村の特色の一つを自営自足としたいところです。そして移住してもらいたい人の一つのタイプを、自営自足を志向する人を希望したい。

限界集落のみならず平地が少なく南牧村のようなところでは、一人の大農家、大金持ちよりもというよりも10人の兼業農家がいたほうがありがたい。一昔前の兼業農家の後ろ向きのイメージではなく、自給農としてもっと積極的な意味合いを持たせたいところ。高齢になっても自給農から生み出される多様な産品を道の駅など直売所で売れば活気もでるし高齢者の活躍の場にもなり張り合いにもなります。     

そして付け加えると若い人など、最初は「仕事をしながら、田舎での農ある暮らし」のあこがれでもいいが、給料をもらえるような場所があまりないし、さらに少なくなってくるとすれば、ゆくゆくは自営を目指したいところ。自営ができないと安定して住み続けることは難しいかもしれません。南牧村のようなところで自営ができればそれこそ虎に翼です。

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